2008-08-11

数学図書室

昼前に文献を探しに数学科図書室に寄った。夏休みでしばらく閉室していたが、先月末から再び利用出来るようになった。まだ新学期が始まっていないので短縮営業中だが、開室しただけでも十分有難い。図書室は数学科の建物の2階にある。入り口の横にカウンターがあり、その前を通り過ぎたあたりに海外からの新着プレプリントが展示されている。不思議な事にRIMSや北大からのものが多い。両大学から出るプレプリントの全てが展示されている訳でもないので、もしかすると研究者同士の交流によるものか?プレプリントを送ってもらうときに1部を手元に、もう1部を図書室に配布するのかも...。

それらプレプリントを横目にしながら、"いつもの"書棚に向かった。実はここの図書の並びは変わっている。どこの図書室もだいたい著者名でアルファベット順に並べるのが普通だと思うが、ここでは分野別に並んでいる。数論、可換代数、多変数解析、基礎論...などのようにまず分野で大別され、その後に著者名もしくは本のタイトルによりアルファベット順に並んでいる。こちらに来た当初は慣れなくて戸惑ったが、慣れてみると同じ分野の本が一ヶ所にまとまっているのもなかなか便利だ(^^)。何より歩き回らずに済むので、私の様なぐうたらな人間向きである(笑)。今日も私の分野の書棚に直行した。

しばらく目的の本を探したが見つからない。以前ここの図書で見た覚えがあるから、きっと誰か借りているのだろう。大体借りた人にも見当がつくし、その人を直接訪ねて本をちょっと見せてもらえば済むことだ。そう思ってカウンターに向かった。

私:「あの〜すいません。読みたい本が貸出中ですが、借りた人を教えてもらえませんか?」
司書さん:「それはできません。次に借りる為の予約を入れることはできます。」
私:「借りた人は自分の知っている人だと思うので、ちょっと見せてもらえば済む事なんです。」
司書さん:「とにかく本のタイトルを教えてください。こちらで調べてみます。図書カードを出してください。」
私(カードを出しながら):「Springerの○○シリーズで、タイトルは△△です」。

司書さんは検索用端末に私が言ったタイトルを打ち込んでいたが...

司書さん:「え?この本はあなたが借りていますよ!」
私:「え!?.....」

途端に悪い予感がしてくる私。まさか...。そう言えばこちらに来てすぐの頃に一度借りたっけ?

私:「そういえば、以前借りた記憶もあるので一度研究室の本棚を探してみます。」
司書さん:「その前にこちらに無いことを確認しましょうか。」

二人で先ほどの本棚に向かうが、この頃になると自分が借りているのをもう完全に思い出していた。彼女が一冊ずつ近辺の本を手に取って確認している間中、恥ずかしさの余り体をくねくねさせてのたうち回る私(笑)。しばらくして...

私:「すいません。自分が借りているのを思い出しました。」
司書さん:「そうですね。もし手元に無かったら連絡してください。」

研究室に戻って本棚を確認すると、他の本と一緒にちゃっかり並んでおりましたとさ。チャン♪チャン♪。それにしても恥ずかしすぎる(*>_<*)。既に痴呆が始まったのか?私....orz。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

だめじゃん。本はちゃんと整理しましょう!人のこと言えませんが。。。

Hiro さんのコメント...

いやぁ、ホントに恥ずかしかったです(>_<)。